VALUE DOMAIN 設定事例集/「同期先」を確実に削除
XREA のドメインウェブで「同じファイルを複数ドメインで共有させる設定」を行った場合、一部の FTP ソフト (FFFTP など) で「同期先」のディレクトリの削除がうまくいかない等の現象が起こる場合があります。これは、「同期先」のディレクトリが「同期元」のディリクトリのシンボリックリンク *1 であり、実態のあるディレクトリではないことが原因です。
そのため、一部の FTP ソフト (FFFTPなど) では以下の現象が発生します。
- 「同期元」のディレクトリを削除すると、「同期先」のディレクトリが見えなくなってしまう。しかし、もともとあった「同期先」と同名のディレクトリを作成することができず、「同期元」と同名のディレクトリを作成したときに突然復活する。
- 「同期先」のディレクトリをうまく削除できない。
解決法
「同期元」を先に削除してしまった場合
「同期元」を削除し「同期先」が見えなくなってしまった場合、削除してしまった「同期元」と同名のディレクトリを作成すると、見えなくなってしまった「同期先」のディレクトリも復活します。
CGI スクリプトで「同期先」を削除する
この場合は、次の CGI スクリプトを用いて「同期先」を削除するとうまくいきます。@deletefile に、同期先ディレクトリの相対パスを記入してアップロードし、通常の CGI と同じように実行してください。
#!/usr/local/bin/perl
# 削除したいファイルパス 複数指定可能
# ファイル、およびシンボリックリンクを削除できます。ディレクトリは削除できません
@deletefile = ( './hogehoge.com' );
$cnt = unlink (@deletefile);
$mes = "$cnt 個のファイルの削除に成功しました。";
print "content-type: text/html\n\n";
print "<HTML><HEAD><TITLE>ファイル削除</TITLE></HEAD><BODY><H1>$mes</H1></BODY></HTML>";
メモ帳などにコピーペーストし、「名前をつけて保存」を行ったものをアップロードし、CGI として実行してください。
FTP ソフトで「同期先」を削除する
シンボリックリンクの削除に対応している FTP ソフトなら、「同期先」を正常に削除することができます。しかし、そのようなソフトは非常に少ないので、上記の CGI を使った方法が一番確実でしょう。